GUIDE
アレルギー表示の読み方。「同じ工場で製造」はどう考えるか
表示のルールがある品目は29です。うち9品目は必ず書かれますが、残る20品目は書かれないことがあります。この差を知らないと、表示を読みちがえます。
パッケージの裏を読むとき、まず知っておきたいのは「書いてないこと」の意味です。書いていないから入っていない、とは限りません。
必ず書かれる9品目と、書かれないことがある20品目
表示のルールがあるのは29品目です。中身は2種類に分かれます。
表示の義務がある9品目(特定原材料)
卵、乳、小麦、えび、かに、くるみ、そば、落花生、カシューナッツ
表示が推奨されている20品目(特定原材料に準ずるもの)
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、ピスタチオ
義務の9品目は、入っていれば必ず書かれます。一方、推奨の20品目は、入っていても書かれていないことがあります。ごまや大豆を避けている場合、「書いていない=入っていない」と読むのは危険です。
この9品目という数字は、以前は8品目でした。くるみが義務になり、カシューナッツも加わって、いまの形になっています。古い資料には「7品目」「8品目」と書かれているので、見かけたら日付を確かめてください。
「同じ工場で製造しています」は何を言っているのか
原材料表示の下に、こんな一文が添えられていることがあります。
「本製品の製造工場では、小麦、卵、乳を含む製品を製造しています」
これは、その食品に卵や乳を使っているという意味ではありません。同じ設備やラインで別の商品も作っているので、ごく微量が混ざるかもしれない、という注意書きです。法律で書くことが決められているものではなく、メーカーが自主的に添えています。
ラレルに載っている11,218件のうち、この種の注記があるのは1,607件です。7件に1件ほどの割合になります。
どこまで気にするかは、お子さんの状態によってまったく違います。ごく微量でも反応が出る人もいれば、そうでない人もいます。これは主治医と決めることで、サイトが決められることではありません。
ラレルがどう扱っているか
ラレルは品目ごとに「含む」「不使用」「未確認」の3つで持っています。注意書きはこの3つとは別に、商品ページに原文のまま出しています。
正直に書くと、いまのラレルには「微量の可能性」という段階がありません。注意書きのある商品を「不使用」として出してしまうと危ないので、迷うものは「含む」に寄せています。探しにくくなる代わりに、危ない側には倒れないようにしています。
読む順番
- 原材料名を最後まで読む。「/」のうしろの添加物にも品目が隠れていることがあります。
- アレルゲンのまとめ欄があれば照らし合わせる。原材料名とずれていたら、きつい側を採る。
- 注意書きを読む。工場や設備の話が書かれていないか。
- 迷ったら買わない。これがいちばん確実です。
ラレルは、この1から3までを先にやっておく場所です。ただし最後の確認は、お手元のパッケージでお願いします。表示は変わります。
召し上がる前に、必ずお手元の商品の表示をご確認ください。原材料は変わることがあります。